こんにちはの方も、こんばんはの方も、ようこそいらっしゃいませ。管理人の木公です。本日は素面でございます。 此の度は、先日ご来訪者さまにご協力いただきました、年末年始限定アンケート「当サイトにあるお話の中で、続きが読みたい!と思うようなものはございますか?」というものの、詳細結果報告と、それにまつわる小ネタなんぞをちょこちょこ御披露して参ります。
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1位45票「いつか桜の下で」設定で、初夜にまつわるささめごと(色事なし) ・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・ 色事無しだというのに「初夜」がそんなに気になりましたか皆様。お好きですね。 むしろ私だって大好物さ。でも。でもね、このサイト、年齢制限無しなんです。 というわけで、お送りします。既にTOPからリンクを貼ってあるものと同じでございますよ。 桜下番外編⇒「ささめごと」 「いつか桜の下で」をupしたときにちらりと更新履歴で呟いたんですが、桜下は13巻読後の、1巻〜13巻を通した感想的なお話でございました。なんで、ほぼ13巻そのままの顛末にしております。 ・つららさんが浚われるとか萌える ・つか浚われても必死で若を待ってたらいい ・いやどうせ待ってるなら、縁深い場所がいい。そこを必死で守る健気なつららさんもへ ・原作つららさん、夜姿にホの字っぽいが、じゃあ中身違ったらどうだい?(意地悪) ・若を待ってるところで乱暴されそうになってたらいい(蜘蛛に群がられてたところで) ・でもどうせなら迎えに来るのが昼姿だったらいいのに(我侭) ・そんでそのままもう結婚しろ。大丈夫だプロポーズの言葉は俺が考えてある 以上の感想を脳内すり鉢でこねこねするとああいうお話になりました。羽衣狐を倒せば、妖怪と子を成せない呪いは解けるんだろう(解けないと竜二がヤバイそろそろあいつ血ィ吐いて床につくぞ)ということで、最後に二人のお子さんが生まれたということで終わり。きっとこれから、奴良組は華やいでいくんだろうと。 当サイトがまるで原作丸無視のように思われたらアレなので言い訳してみた。 以下、じゃんじゃんお送りします。
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2位37票「天涯彼岸物語」設定で、素っ気無いリクオと同級生つららでラブコメ ・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・ 小ネタ風味にお送りします。 人と妖が手を取り合って暮らす、時は平静20年。 関東一帯の妖怪どもを取りまとめる任侠一家奴良組の跡取り息子、奴良リクオの通う学校へ、転校してきた一人の美少女。雪女の及川氷麗。跡取り息子はこの少女に一目惚れしてしまったが、同じクラスの他の男子どもも似たような状況。それどころか転校初日の放課後には、同じ部活の島くんまで、目を輝かせている始末。 「なァ奴良ぁ、お前んとこのクラスに転校してきた及川さん、すげえ可愛いよな!しかもお前、隣の席になったんだって?なあなあ俺にも紹介してくれよ」 「正気に戻りなよシマジロー。あいつ、雪女なんだってさ。だったら、男の目から見て可愛いって思うのは当然なんだよ。そういう生き物なんだから。なんだっけ、冬山で遭難した男が幻に見るような、理想像、だったかな。おじいちゃんがそんな事言ってた。そういう容姿で何人も男を虜にするんだってさ。気をつけるんだね」 「えっ、そうなの?お前は平気なわけ?」 「ボクは、そりゃあ、妖怪の総大将の孫だから」 「へーすげえなー」 全然平気じゃなく、ちょっと目が合って微笑まれたり、まだ教科書が間に合ってない氷麗さんと机をくっつけて、教科書をめくろうとした手が触れ合ったりするだけで、リクオさん、その日は散々赤くなったりしたんですけども。そう、なまじ雪女に対する知識があったために、「そうかこれが雪女の《畏》なんだな、クソ、負けないぞ」とか勘違いしたわけなんですね。 でもまさか自分が雪女の《畏》なんかに魅了されたなんて、それこそ任侠一家の生まれとしての矜持が許さなくて、島君にも、「だいたい、初日で可愛いかどうかなんてわかるわけないじゃない。外見がどうあれ、中身がどうかなんて、全然まだわからないんだからさ。あれですごい意地悪だったらどうする?女王様キャラでもいいわけ?」とか言ってるわけです。実を言うと、人間と違ってリクオさんは魅了などされておらず、それこそただの一目惚れだったんですけど。 しかもですよ、放課後の練習が終わって、夕暮れ時に家に帰ったら、その転校生が玄関で、着物姿で膝をついて「お帰りなさいませ、若様……あれ、奴良くん?」とか、居るんですよ。 ⇒⇒⇒5m。ずざっ、と。後ろへ。 「な、な、な、なんで及川さんがここにッ?!」 「奴良くんこそ……あ、奴良リクオくん……え、奴良くんって、ここの、若様?!」 「おーリクオ、帰ったかぁー。おかえりー。紹介するぞ、貸元雪女組の頭領雪麗姐さんの一人娘の、氷麗ちゃんだ。ほら、ずっと前言っておいたことあるだろう、お前に許婚がいるって。本当は本家に来るのはもう少し先の予定だったんだがな、雪女の里を一歩出た、あっちの人間の里の気候って奴が肌に合わなかったらしくて、急遽こっちで学校に通うことになったんだよ。だったら、丁度いい、こっちに住み込んでもらおうって話になってな。あれ、なに、お前等もう知り合いなの?」 「い、い、いいなずけえぇぇえぇぇえぇッッ!?いや聞いてたけど、ま、ま、まさか《コレ》がッ?!てか、突然すぎるだろ!来るのが決まってるなら先に言っておいてよ父さんッ!!」 「あ、あ、あの、先ほどはそうとは知らず失礼いたしましたリクオ様。私ったら、苗字で気づけばいいのに、鈍いっていつも母に怒られるんです。本当に、申し訳ございませんッッ」 「おいおい《コレ》はねぇだろうが。こんな可愛い娘に向かってお前、なんてことを」 「だいたい雪女を許婚にって、本気なの父さん?!」 「おれじゃねーよ。文句なら親父に言え。四百年前の約定だってよ。おれに息子が生まれたら、その時親父の側近だった雪麗姐さんの縁者を嫁がせることになってたんだと」 「どーしてその時反対してくれなかったのッッ」 「おれ、そんときまだ、はいはいもできなかったし」 「はぁッ?!いつの話さ!」 「徳川幕府ができたてほやほや」 「どんだけ気の遠い話だ鵜呑みにすんなクソ親父ーーーーッッッ」 思わず夜姿へ化生。思わず飛び蹴り。 「ハッハッハ、まぁ、仲良くやれよ」 当たったと思われたけどもちろん鏡花水月。かないっこない。ゆらりと父親の姿が消えてしまうと、あとには二人だけ取り残されてたりしてもう気まずい気まずい。しかも大抵の《畏》は、夜姿になると効かなくなるものなんだけども、昼間に感じたどきりとした心持ちは変わらない。 「ええと、あの、若様、お荷物をお預かりします」 ちら、と氷麗さんの方を見やると、初めて目の前で突然姿を変えられたのを見て、驚いた様子はあれど、健気に膝をついてお荷物を受け取ろうとするので、それもまた可愛く見えちゃって、ちっと舌打ち。 ぬらりひょんの孫ともあろう者が、雪女ごときの《畏》にたぶらかされたなんて、言えないじゃないですか。誰にも相談できない若様なのでございますよ。 「 ――― ったく、厄介な《畏》を持ってやがる。いいか、必要以上にオレに近寄るなよ」 「え。あ、はい……(しょぼん)」 こんな感じで始まる、許婚同士の同居生活。 次の日から一緒に登下校! 跡取り息子の部活中は健気に待ってる氷麗さん!ちなみに部活は料理部! 「リクオ様、今日は部活でクッキーを焼いたんです!」 「凍ってんじゃん」 「あ、あぅ……熱くて、つい。はぁ、失敗ですよねぇ」 「食べないとは言ってないでしょ。(ガリゾリゴリガリバキッ)」 「はわわわわ、そ、そんな無理をしないでくださいごめんなさいッ」 「凍ってる」 「ですよねぇ」 「でもまあ、美味しい」 「ほ、本当ですか……?」 「どうしてボクがお前に気を使って嘘をつく必要があるんだよ」 「そ、そうですよね。あわわわごめんなさい」 「どうして謝るんだよ。ほら、帰るよ」 「はいっ。あの、リクオ様、また持ってきてもよろしいですか?」 「……そんなの、わざわざ訊かなくていいよ。……ほら、もう少しこっち側歩いて。車道側、危ないから」 ごめんあんまり素っ気無くならなかった。 なんですかね。タイトルつけるとしたら、「関白宣言」とかになりそうですね。 メシはうまくつくれ♪いつも綺麗でいろ♪ できる範囲で♪かまわないから♪ また、「天涯心中物語」は、11巻〜12巻あたりの土蜘蛛戦を見た感想文的なお話でございました。 百鬼夜行を壊す⇒壊されなかった場合の終わり方はどうなるのだろう?⇒しかも、妖怪と子がなせぬ呪いだと……?!いや無理ですから、リクオさんに氷麗さん以外の人と子作りとか無理ですから。 そんな感じで脳内すり鉢であの話が整いましたでございます。 次、どんどんいきます。
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3位30票「二人いる!」設定で、つららを賭けて昼vs夜でガチ勝負 ・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・ こちらも小ネタ風味にお送りします。 落とし穴に本家連中の妖怪どもをはめたことはあれど、はまったのは初めての夜若様。 しかも落とし穴の底には、ぎっしり妖怪の力を封じる印が書かれた札が敷き詰められていて、自力で出ることはかないません。それがどこかって、いや自分の家なんですけどね。自分の家で掘られた穴から抜け出せないなんて、かなり屈辱でございます。ふつふつと怒りもわいて参りますが、してやられた、これで一敗かと思うとそちらの方が悔しいのでございました。いや何が何でも認めちゃなるまい、出る方法を考えねばと。 ざり、と、落とし穴の淵からぽろぽろと土が落ちてくるので見上げてみれば、そこにはにこにこと笑っている昼若様が。 「さて、一敗を認めるかな?認めるなら出してあげる。その代わり、次の日曜日の氷麗はボクのものだからね」 「認めねぇッ。お前、この穴の底に仕込んである札は何だ、何で陰陽師の札がここにあるッ」 「ゆらちゃんに教えて貰った。はらこ飯のお裾分けしにいったら快く教えてくれたよ」 「貴様、陰陽師を家に招きいれただけでは飽き足らず次は餌付けか!この家を滅ぼすつもりか裏切り者ッ」 「酷いな。言霊だけでは心もとないから、戦う術を身につけようってだけじゃないか。どう、初めて書いたボクの札のお味は」 「 ――― クッ……これくらい、何でも……ぐ、ぬ」 「さっさと出ないと、時間が経てば経つほど妖気は抜けていくよ。ゆらちゃんに教わった通りに書いたんじゃ、本当に滅しちゃうばかりだから、ほどよく生け捕りにできるよう実験してみたんだけど……上手くいったなぁ。これは使えそうだ。よしよし、本日の成果は二重丸、と……」 「てめ、卑怯だぞ!わかってんのか!」 「クックック、誉め言葉が心地良いね」 「お、おいおい、悪役だぞソレ」 「 ――― 血なら流れてる。悪の、総大将の血がな」 「ひとのセリフ取ってんじゃねーよッ!」 こんなネタになりそうです。昼≧夜な力関係なのは私の趣味。 これが続くと北のカムイ属に氷麗さんが浚われて、昼夜と遠野連中と一緒に真冬の北海道へ助けに行く話になります。おいでませ千歳空港。そしてコロポックルなどの善神が、氷麗さんを浚った悪神どもに虐げられてたりするせいで、北の土地は大吹雪。家からバス停までの道のりでも遭難者続出。 奴良家二人の若頭、冬休みに奴良組と遠野勢を率いて北へ。 とかいう話になると思われます。 夜昼二人vs悪神ボスとの戦いとかもちょっと書いてみたいていうかむしろそこが無いと夜の見せ場が無くて流石に可哀相だ。昼が《畏》の塊過ぎる。 昼の君は《畏》の塊。拝まれる対象。むしろあのアルカイックスマイルは神。座しているだけで向こうから集ってくる。 夜の君《畏》の履行。降りかかる火の粉を払う方なので、滅多に姿をあらわさない。 という感じて二人で三代目継いだらいいんじゃないか。喧嘩ばっかだけどな。 さて、どんどんいきます。
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4位23票「あられやこんこ」派生ネタ、主従逆転リクつら ・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・ 小ネタ風味にお送りします。 主従逆転設定でリクつら。縁談して虜を増やし続けるつららさん。 「だって私はリクオを婿にしたいんだもの」 「オレは守役です。望まれれば虜にだってなりますよ。そんな安い男を婿にするなんざ、言いなさんな」 「望まれれば虜に…なんて、よく言うわ。虜になるような男は、私が望まなくたってとっくに虜だもの。それに、命令して虜になってもらっても、何の意味もないじゃない」 なんて二人の話でございます。つららさんはずっとリクオが側にいてくれるもんだと思ってたんだけど、リクオさんも実はどこぞの家の跡継ぎだって話になって、ある日そっちに帰ってしまうんですよ。 つららさんショック。大ショック。毎日泣き伏します。 そんなとき、本家の若さまから縁組の申し込みがあって、ちょっと意地悪雪麗さんに「会ってみなさい」なんて。つららさんは、今まで見てきたような男の一人だろうとぐらい思っていたら、好青年でびっくり。優しいし、しっかりリードも取るし、どんどん好きになる。本来、生涯に一人の男にしか恋をしないはずの雪女なのに、私は雪女失格なのでは?!とか悩むつららさん。 さあどうなる?! という話になりそうです。 最後です。
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5位8票リクつらじゃないけど拍手文の大神クロスネタ、清十字怪奇探偵団in雀のお宿 ・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・ これにまで票をいただいてびっくりです。リクつらじゃないのに(笑) 笹部郷には雀の親分さんがいたので、アレとリクオさんの盃をかわさせたかったwだけなんですけど。 「 ――― それじゃ、雀の親分さんよ、兄弟固めの盃と行こうか」 「ヂュン……!」 「ヒィッ、親分がッッ!」 「感服していなさるッッ!」 わんこはリクオさんの前に饗された御膳の方に興味津々だといいです。 「あっ、白毛布の旦那、旦那の分はこちらに……って、もう無いし?!」 「なんだよシロ、もう食っちまったのか、しょうがねえ奴だなあ。お前も飲むか?」 「ウォン!」 盃ぺろぺろされたら、盃交わしたことになるのかしら。 すげーな三代目、天照大御神と盃かわすのか! いやあのポアっとした毛むくじゃらがそんな深いこと考えているわけがない。 だいたい、陰陽師を連れてきただけで「お前はうちを滅ぼす気か!」って怒られてたのに、大神さまに懐かれてついてこられたりしたら、おじいちゃん流石に頭かかえちゃうし。 「ねーおじいちゃん、このこ、うちで飼えないかなぁ」 「飼えるかい馬鹿孫!もとのところに返してきなさい!」←昼には強く出れない。 「もとのところって、野良犬だよ?どこに返してきたらいいのさー」 「きっと今頃、伊勢じゃ大騒ぎじゃぞ……」 「伊勢?お前、伊勢の狼なの?」 「じゃから、伊勢の大神さんじゃよ……」 「あー、狼じゃなくて、大神ね。……って、ええええええッッ?!」←今気づいた。 大丈夫。食って寝てる分にはただのわんこ。 きっと三代目に、珱姫さま(=桜餅をくれるお姉ちゃん)の面影を見たのでしょう。 なんて話になりそうです。 というわけでいかがでしたでしょうか、年末年始アンケート結果でございました。 皆様のお好みっぽい話は、見つかりましたでしょうか。折角どれにも票をいただけたので、少しずつ消化していけたらなとは思ってます。 ぬら孫について語ると屈折した愛故に長いので(笑)、お名残惜しいですが本日はこの辺で、失礼させていただきます。 ご協力、ありがとうございました! ブラウザを閉じてお戻りください...<2011/1/12> |